おやじの最大の課題!加齢臭を撃退!
加齢臭とは…その原因と特徴

「おやじの嫌な所」第一位は臭い(加齢臭、体臭、口臭など)です。そんなおやじのマイナスイメージを克服する事でおしゃれおやじを目指しましょう。

◎ 加齢臭とは
加齢とともに臭う体臭。加齢の進み具合により個人差はありますが通常は50歳前後、早い人で40代前半から臭い始めます。

◎ 加齢臭の原因は
老化により活性酸素(他の物質を酸化させる非常に強い酸素)を抑えるホルモンが減少して、体内の活性酸素が増加することで体が酸化(老化)し、体の酸化は加齢臭のもとになるノネナールという成分を増加させるので臭いが強くなります。そして、活性酸素は加齢臭だけでなく体にさまざまな影響をあたえます。活性酸素が関係する疾患には動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、がん、糖尿病、胃潰瘍、肺炎、脳血管性痴呆症、アルツハイマー型痴呆症、アトピー性皮膚炎、関節リウマチ、白内障、未熟児網膜症などがあると言われています。

◎ 加齢臭の特徴は
通常の体臭とは臭いも、臭う部分も異なります。古本やろうそくのような臭いで、臭う部分も後頭部~後首~肩~背中のあたりが臭うのも特徴です。そのため体だけでなくシャツやワイシャツの襟、枕からも臭います。さらに、服を入れているタンスや布団を入れている押し込みや寝室が臭うこともあります。
自分の臭いは意外と自分では気づかないものです。しかし、加齢臭の臭いは独特で特に若い人や女性はその臭いに敏感で不快に思う人も多いです。

 

 

本格的な加齢臭対策

本格的な加齢臭対策(いろいろな対策を同時に対応していくことが効果的です)

①自分の臭いをよく知る
自分の臭いを自覚することが本格的な対策の第一です。自分の臭い、臭う場所、臭いやすい状況など詳しく理解することで自分なりの対策をたてていきましょう。

②臭わない体質づくり
臭いのもとである自分の体を体質改善することで加齢臭は軽減されます。そのために生活習慣、食生活などの見直しが必要になります。

③日常対策(臭う前に拭き取る)
日常の対処法として臭いのもとになる汗をかいたら素早くふき取ることである程度臭いを抑えることができます。あくまでその時だけの対処法ですが周りの人へのマナーとして気をつけましょう。 

④ホームケア(臭いの元をしっかり落とす)
加齢臭のもとは体から出る、汗や脂ですがいくらふき取っても肌の表面や毛穴のくぼみに残ってしまいます(肌がズルズルしたりベタベタしている状態がそうです)。さらにこの汚れ残りは時間とともにさらに酸化して強い臭いへ変わっていきます。

⑤衣類等の臭い対策
加齢臭が臭うのは体からだけではありませ、汗や脂の付いたシャツやワイシャツの襟、そして汗を拭いたタオル、ハンカチも加齢臭の元になる可能性があります。下着、ハンカチ、タオルはできるだけその日のうちに洗濯しましょう

⑥部屋の臭い対策
加齢臭は時間とともに強くなるだけでなく部屋全体に臭いが染み付きます。特に寝室は加齢臭の一番の元である枕や布団があるので気をつけてください。

 

↓↓↓ さらに詳しく知りたい!項目別対策 ↓↓↓

①自分の臭いを自覚する
自分臭(体臭、腋臭、口臭、加齢臭)は自分では気づきにくいものです。それは少しづつ臭いが強くなるので常に臭っている自分自身は嗅覚が慣れて感じなくなるからです。
では加齢臭と他の体臭の見分け方は
→ベタつく汗をかく人は加齢臭成分を含んでいる可能性が高いです。(仕事終わりにおしぼりなどで首後を拭きたくなる人は要注意です。若い人の汗はさらっとしています。)
お風呂上りに自分の下着や汗を拭いたタオル、ハンカチで臭いを確認したり、自分で一番わかりやすいのは自分の枕の臭いです。しかし、一番はいいのは家族に確認することです。

 

②臭わない体質づくり
さきに述べたように加齢臭は病気ではありません。体の老化による症状なので個人差はありますが誰でも臭い出します。ただし、臭う年齢を遅らせたり、臭いをある程度、抑えることはできます。それには体内の加齢臭成分(ノネナール)の発生を活性化させる活性酸素を減らすことです。そのために日頃から生活習慣や食生活に気をつけましょう。

◎気をつける生活習慣

  • 煙草を控える(煙草の煙に含まれている成分は活性酸素を増加させます)
  • アルコールを取りすぎない(肝臓がアルコールを分解する時、活性酸素が発生します)
  • 運動不足(有酸素運動は有効ですが激しい運動は呼吸量が急増して活性酸素を発生させます)
  • ストレスをためない(慢性的なストレスは活性酸素を増加させます)
  • 紫外線を避ける(紫外線に長時間、当たりすぎると活性酸素が増加します)
  • 睡眠不足(1日6時間以上の睡眠をとりましょう、質の高い睡眠は効果的です)

*生活習慣をすぐに変えることは難しいですが、少しでも控える、減らす、避ける努力をしてください。

◎食生活の注意事項

基本は酸化成分の食べ物を減らして、抗酸化成分の食べ物を増やすことです。酸化成分の含まれている食材を知ることから始めましょう。そして、調理法や食べ方によっても変わってくるのでそれも知っておきましょう。

●酸化成分 ~老化が進む…気をつけたい食べ物~

糖質人工甘味料(コーラなど炭酸飲料水に多く含まれている)
過酸化脂質インスタントラーメン、ポテトチップス、冷凍食品のフライもののように油を使って加工されて時間の経過した食品に多く含まれている
トランス酸脂肪酸水素添加した植物油を扱う過程で人工的に生成される副産物です。マーガリン、ピーナツバター、マヨネーズやアイスクリーム、チョコレート菓子、クッキー、菓子パン、ポテトチップス、ドーナツ、インスタント・レトルト、ファストフードやファミリーレストランのチキンナゲット、フライドポテト、フライドチキン、パイ、冷凍食品の揚げ物などに含まれています。

*酸化成分は調理法によって大きく変わります。
同じ食材でも酸化成分を増やさない調理法は、生→蒸す→煮る→炒める→焼く→揚げるの順番です。

●抗酸化成分 ~老化を防ぐ!毎日食べたい10の食品~

抗酸化作用の高い筆頭食品は バナナ
色の濃さが抗酸化作用の証!カボチャ&ニンジン
色が薄くても抗酸化作用では負けません!キャベツ
ニンニク、ショウガは抗酸化作用の王様です
蕎麦を食べる人が長生きする理由
イソフラボンにも抗酸化作用が!大豆
抗酸化作用の高い身近な飲み物 緑茶
ベリー類でフリーラジカルを撃退!
アボカドはアンチエイジング完全食品!
アーモンドで「しわ」「たるみ」にさようなら
詳しくは→http://antiaging-life.info/antiaging-food-1428.html

ただし、「○○が体にいい」と聞くとそれだけを集中的に食べる人がいますが、それよりは毎日の食事で多くの種類の抗酸化成分を含む食品を少しづつ取る方が効果的です。そして、抗酸化成分の働きを助け、その効果を高める亜鉛やセレンなどのミネラルも必要です。つまりは、バランス良い食事をとることが最も抗酸化作用を発揮できる食事といえるのです。

 

③臭う前にふき取る

加齢臭物質は体内から出ると時間とともに臭いが強くなります。そこで汗をかいたら素早くふき取る習慣をつけましょう。素早くふき取るためにタオル地のハンカチが効果的です。
さらに汗を早く止めるために扇子などを持ち歩くのもいいでしょう。
(首から流れる汗は全部、ワイシャツの襟に染みこみます、そのままほっとくと襟が加齢臭臭くなります)
汗が止まったらデオドラントシート(ウエットティッシュではなく、殺菌、消臭、制汗効果のある成分が含まれるもの)で仕上げると効果大です。
汗かきの人は普段からハンカチを2~3枚は用意しましょう。
汗かきの方は髪形も加齢臭の臭いやすい襟足は短くカットして汗を拭くやすくしましょう。

 

④ホームケア(体は毎日洗いましょう)

基本は毎晩のお風呂です。(加齢臭成分は時間を置くと落ちにくくなりますし、布団にも臭いが移りやすくなります)寝汗で加齢臭成分が大量に後頭部、首筋、背中から出ます、夏場の朝シャワーは有効的です。(時間のない人は濡れタオルで後頭部、首筋、背中を拭いてから着替えましょう。)

〈体の洗い方〉
加齢臭の成分は毛穴のくぼみや奥にたまりやすいので、しっかり、丁寧に、洗い残こしのない様に気を付けて洗いましょう。
手の届きにくい場所や洗い忘れには気をつけましょう。(自分では洗っているつもりでも洗えていない所があります)
特に気を付ける場所は後頭部~首後です。加齢臭の元の汗がたまりやすく、髪があるために意外と洗えていなくて、髪と首との境は洗いが不十分になりやすい場所です。

●耳後耳後ろは洗い残しやすい場所です。そしてこの場所は一番周囲の人に臭いが広がる場所でもあります。
●背中中年太り、メタボ体系になると特に手の届きにくい場所です。届いても力が入らず洗いが不十分になりやすい場所です。専用のおソープ、石鹸をしっかり泡立てて臭いの出やすい場所につけて、タオルやボディーブラシなどを使ってしっかり臭いの元を落としましょう。
●頭皮、頭髪頭部は毛穴が多く汗もかきやす、汚れもたまり、菌も繁殖しやすいので臭いやすい場所です。対策は頭皮頭髪のケアで基本はシャンプーです。しかし、実際は家庭で正しいシャンプーをしている人は少なく頭皮、毛穴の皮脂汚れが残り、夏場になると頭が臭いやすくなります。

 

〈正しいシャンプー〉

  • 頭皮をぬるま湯でよくゆすぐ事で皮脂や加齢臭成分がシャンプーで落ちやすくなります。
  • シャンプー剤は髪ではなく頭皮に擦り込むようにして泡立てます。(皮脂取り用のシャンプーが有効的です)頭皮、地肌をよく洗う。
  • 地肌をよくすすぐ。
  • 頭皮、毛穴の皮脂取りにシャンプーブラシをおすすめします。

 

⑤衣類の加齢臭について

いくら体を丁寧に洗っても服や下着が臭っては同じことです。衣類の加齢臭対策の基本は「すぐに洗う」です。下着やハンカチ、タオルは脱いだり使った後は時間を置かず(時間が経てば経つほど臭いの成分は繊維の奥深くに入りこみ臭いが取れにくくなります)にその日のうちに洗濯しましょう。
ワイシャツの襟は汗が付きやすく、臭いやすいので汗かきの方は下着と同様に毎日着替えましょう。(汗の付きやすい襟などには専用の洗剤をプラスして使いましょう)そしてシーズンごとに買い替えましょう。
頻繁に洗濯できないスーツやネクタイも臭いのもとになります、スーツやネクタイは着用後すぐに消臭スプレーを使いましょう。(特に直接肌に触れる部分にはしっかりスプレーしましょう)

 

⑥部屋の加齢臭について

部屋の臭いは生活臭と加齢臭があります、生活臭とはキッチン周りの調理臭や玄関のくつ臭、脱衣所の衣類臭などがありますが一番気になるのが寝室の加齢臭です。寝室が加齢臭臭くなる原因は、人は寝汗を一番多くかきます。その汗が年を取るとすべて加齢臭の成分の汗になります。そして、その臭いの一番の元は枕(枕カバー)です。寝汗を一番かく場所は後頭部~首なので一番枕が臭くなるのです。
対策はまず今、臭っている枕を処分して新しい物に取り変えます。

  • 枕カバーでなく専用のタオルを4、5数枚用意して毎日取り換えます。
    (大量に汗をかく人は厚手のタオルにしてください)
  • 朝取り替えたタオルは早目に洗います。(時間がたつと加齢臭は繊維の奥にしみ込んで洗濯しても臭いが染付いて落ちません)
  • 定期的(できれば毎日)に枕を風通しのいいところで陰干ししましょう。
  • 消臭スプレーで毎日消臭、殺菌しましょう。(特に後頭部が当たっていた場所に)
  • 枕を定期的(毎年)に買い替えましょう。
  • 背中まで汗をかかれる人は同様に背中にバスタオルなどを引いて毎日取り換えましょう。
  • 布団の万年床はやめましょう。定期的に布団は干しましょう。
  • 体が触れた部分は日中常に表にしておきましょう(消臭スプレーも効果的です)